無在庫で行える転売ビジネスにはリスクはないのか?

無在庫転売というものを耳にしたことはありませんか?
文字通り在庫が無い状態のまま、買い手が支払いを済ませた後に仕入れを行い、注文の方へ送ることを指すのです。

無在庫転売については賛否両論あり、リスクを含めたメリットとデメリットがありますので、それについて確認した後に結果を書いていきたいと思います。

無在庫の状態で売りに出すと聞いても、想像するのが難しい方もいるかもしれません。

ネット通販のサイトに商品取り扱いの情報だけ載せたまま、売り手側にはその商品自体が無い状態です。
ここで初めて注文が入り、決済が済まされたことを確認してから商品を仕入れます。

注文を得てからの仕入れですので、無駄に在庫を所持する必要も無く、その分仕入れ代も余計に使う必要が無いという図式です。
たしかに、余分な在庫を持たなければ赤字になることもありませんし、実際にこれが無在庫転売のメリットなのでしょう。

ですが、多くのネット通販サイトは無在庫の状態で商品を売りに出す行為を禁止しています。
というのも、実際に商品が発送されなかったりとトラブルを予見することができ、時にはこのような詐欺にあわれてしまう方もいるからです。

以上のような理由から、通販サイトでは無在庫売買を禁止しています。

しかし、実のところ法的にこういった商法が禁止されているという記述は無く、あくまでもサイト単位の規約でしかありません。
とはいえ、ペナルティは当然ありますし、販売を続ければ度重なる営業妨害行為として訴えられてしまう可能性もあるのです。

確かに、在庫を抱えないことで赤字を出さないことは望ましい形ではありますし、きちんとその後に買い付けをして買い手に届けている方もいるでしょう。
しかし、そうでは無い人もいることは覚えておかなければいけません。

また、無在庫転売の特徴として売り手を経由せず、仕入れ先から買い手の方へ送ってもらう方式も存在します。
輸送代を考えればお得ではありますが、買い付けした商品が偽物である懸念も捨てきれません。

本意では無くても偽物を売ってしまうのは法に触れますので、無在庫転売をするのなら一度は自分の手元で確認する作業が必要でしょう。

無在庫転売のメリットとデメリットについて見てきました。
どちらの要素もありますが、現実的に考えるとメリット以上にデメリットが大きく、リスクが大きいように思えてしまいます。

規約を破るようなことはせずに、正しい方法で売買をした方が自分を守る手段にもなりますので念頭に置いておいてください。

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